このブログの読者は、日々更新される本ブログを読んで、資金管理事務局の仕事というものが随分理解できてきたと思います。資金管理事務局の作業としては、資金オーナー(資金者)の仕事は、資金の振込作業を許可する。資金精算担当の仕事は、口座主の社長に振り込まれた資金の一部を、オーナーが振込完了後、すぐに持ち帰り(精算作業)をするというのが、仕事になります。
また、企業の経営者に対してアプローチをする説明役担当がありますが、基本的には、説明役の担当者と精算担当が兼任して作業をしています。すなわち、外回りの仕事になります。現場に行って、面談作業、書類チェックも説明担当、精算担当の仕事になります。資金の振込を指揮するオーナー(資金者)は、基本的には現場に顔を出すことはありません。電話での対応、もしくは、伝達者を通じての連絡をおこなって資金実行をします。
この作業は、地道な努力が必要な作業になります。巨額資金があるので、資金を配る仕事はさぞかし楽勝な仕事に思われがちですが、正直、かなり苦労があります。
巨大な資金が動くということですから、やはり、正常心を失う人も多く存在します。例えば、「1万円を君にあげる」と言われれば、「それは嬉しいですね」という回答になりますが、「1兆円を君にあげる」と言われれば、「なんですか、それは・・・騙していますか?」と顔色をかえて、逃げ帰ってしまう人もいます。
また、正常心を失い、おかしい行動に出る方もいますので、困ったものです。
やはり、1万円じゃ驚かないですが、1兆円とか10兆円という話になれば、人間性が壊れる人も多く見受けます。それでも、そんな資金大したことないという正常心をたもって世の中のために貢献できる大物が少ないというのが、今の日本の現状だと感じてやみません。
現金を運び出せ、という話でなく、通帳に記帳された数字が巨額ですが、資金を現金として引き出さない限り、タダの通帳上の数字に過ぎません。
どんなことを聞いても、驚かない度胸が座った経営者を探すのが、我々の仕事ということになります。これが、なかなか日本全国探していますが見つからないのです。それが日本の経済の弱さにつながっているのでしょうね。
といっても仕方ないので、今月も5件の成約を目指し、日本全国の対象企業経営者にアプローチをかけています。
タダで巨額資金を頂戴できると夢のような話ですが、この案件の主催者は、正直苦労の連続です。現場をやっているものから見ても、この現状に笑うしかありません。
大物経営者は、どこに行ったか?この案件、現場に出る人は、有名人とかではありませんが、資金をうごかしているのは、日本を代表する銀行マンです。それわかってほしいですね。