日本の簿外予算について、世間では色々噂されていますが、その実態について不明であると言われています。非公開資金であるということ、中央銀行が関係している資金であるということ、また、国際的金融組織、連邦準備制度に関係している資金であるということ、また、この資金の話は歴史をさかのぼれば、江戸幕府末期から明治新政府が出来上がる頃まで、関係が出てくるという話になります。
すなわち、この資金のキーワードは、ゴールドです。そして、昔は、銀行券(通貨)は、金本位制度によって作られていました。すなわち、銀行は、ゴールドを預ける人がなければ、銀行券(金兌換券)を発行することができなかったといえます。
英国では、産業革命と植民地政策で貿易取引が拡大する中で、国際決済業務を行うために、多額の銀行券を発行する必要があり、その裏付けであるゴールドが必要になったと言えます。それを求めて、江戸時代末期に日本に金銀などの貴金属を求めて英国からやって来て、江戸末期には、横浜に外資銀行であるオリエンタル銀行、すなわち後のイングランド銀行の支店が開設されました。
明治維新によって、倒幕を掲げて、薩長同盟が新政府を樹立をしました。江戸幕府は、倒幕され、姿を消すことになったのですが、実はその裏で、幕府の資産(ゴールド)は、英国の銀行の保管したと言えます。すなわち明治維新は、表で活躍した薩長の関係者が歴史的には話題になりますが、旧幕府の金庫番は、歴史の表舞台からは消して、日本(旧幕府)の資産管理を行ったと考えれば、この資金の謎が解けてきます。
明治新政府以降の政治経済は、薩長を中心とした新政府勢力、 金融に関しては、旧幕府の金庫番による管理 という構図になるのではないでしょうか?
霞が関の埋蔵金というのは、日本の省庁が保管している資金ではないのですが、何らかの流れで、国が使える資金になるということは、なんとなく知られています。しかし、霞が関の省庁が管理していない資金で、なぜ、日本の国が使える巨額資金が存在するのかという疑問になるかと思います。
その謎をとくには、明治新政府の薩長同盟グループと、旧幕府の金庫番の関係として整理すれば、理解でてきます。旧幕府の金庫番が管理する資産を英国の銀行で保管して、管理運用していおり、その資金を日本の国のために活用できる制度といえば、霞が関の省庁が管理していない資金ではあるが、日本のために活用するための民間資産(旧幕府資産)を資金提供していると考えれば、なぜ、このような制度を現政府以外の民間がおこなっているのか理解できてくるかと思います。
確かに、皇室の資金という表現にはなっていますが、明治新政府ができてから皇室関係者と旧幕府関係者の婚姻関係により、皇室の資金として言われるようになったと説明すれば、理解できるかと思います。皇室の資金や、旧財閥の資金は、すべて、もともともは、旧幕府の時代から続く日本の貴金属(金銀)がベースとなる資産になります。
日本がなぜ連邦準備制度における約60%の出資が日本名義であるのかという答えは、日本産のゴールドが旧幕府時代からの財源を出資していると考えれば、理解できます。すなわち、中央銀行の歴史ということを考えれば、誰かがゴールドを銀行に預けるということで、銀行が銀行券(通貨)を発行できました。すなわち、この巨額資金を提供している運用組織というのは、旧幕府から続く中央銀行の根幹ともいえる 連邦準備制度に対してゴールドを預けている名義人及び管理人組織が提供している資金といえます。
これは、霞が関にある中央省庁とは全く違う組織になります。いくら、霞が関の中央省庁に連絡をして聞いても、「そんな資金を国は管理していません」という回答になるのは、これは、国際的組織でありますが、中央銀行に金を預けている日本の代表組織が行っている案件と考えれば、理解できるかと思います。
すなわち、各国の銀行で通貨を発行するのは、それぞれの国の中央銀行ですが、中央銀行が通貨を発行できる裏付け資産は、連邦準備制度によって担保されています。連邦準備制度に対して金を預けている組織が、世界の金融(銀行システム)のトップといえます。
すなわちこの案件は、世界の銀行システムのトップである日本の管理組織によって提供されている資金であると理解できれば、なぜ、このような巨額資金を日本の大企業経営者に提供されるのか?また、国家の安産保障費として提供されるのか?また、国際的金融組織や、ODA、オリンピックなどの国際的支援組織に資金提供するのかが、理解できるかと思います。
ある意味、この資金の案件は、金融(銀行システム)最高峰案件といえます。