□日本に投資を呼びかける
ニュースを見ていると英国で日本の首相が日本への投資を呼びかけたという報道があった。
日本への投資は、外国人投資家から見て、良い投資なんだろうかと思うことがあります。特に筆者は、PPPの世界について研究しているので、欧州では、日本では全く知られていない投資方法がある。よって、金儲けというだけの理由で日本に投資するのでしょうか?
投資家は利益が上がればいいので、効率よく利益を上げるために、世界中の投資案件を探している。特に、特殊な利益が高い投資案件は、英語での情報以外入手することが難しいといえ、日本語という特殊言語を母国語にして、英語があまり得意ではない日本人に取っては、金融投資は不利な世界であると言える。
日本がもし、ほんとうの意味で、経済成長するならば、金融ルールを決めている欧米から情報を探し出し、人間関係を作って、いい投資案件に入れるように、そんな教育をすることが重要だと筆者は考えています。
日本には、2000兆円の現金資産が眠っているということは、裏返せば、日本国内を見ても、利益が確定できる投資が少ないといえます。
また、日本は、ICCの加盟国でG7の国ですが、PPPによって、資金調達をすることができる条件が整っていますが、問題は、日本の銀行が、英語対応をしないということで、欧米の金融機関との投資案件で、銀行対応が悪くてできないということがよくあります。
日本語という壁、ドメスティックな壁を超える銀行職員の対応ができれば、欧米なみの投資案件に日本人が色々参加できるはずですが、国内の幅を超えられないのは、日本の銀行の英語対応による問題点もあります。
いずれにしろ、日本は、先進国というよりも、これからはもう一度、世界を追いかける立場になってきていますので、欧米が行っている」投資方法に対して、日本の金融機関も対応できるようにすることで、日本は利益を得る機会をもつことができるでしょう。
筆者は、そのように感じています。