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国際金融ビジネスにおけるPPPによるJV(ジョイントベンチャー)の概念とは

□国際金融ビジネスにおけるPPPによるJV(ジョイントベンチャー)の概念とは

 

コロナ下でもグローバルな仕事が可能なのが、国際金融のビジネスになります。特に送金やPPPというジャンルの仕事は、国際金融のビジネスとして重要なビジネスになります。

 

昨日、アフリカにあるプラットフォームオフィサーからゴールドの取引に関するPPPの案内が来た。これは、友人の企業であるので、仕組みを述べれば、毎月30%のリターンを1年で10ヶ月保証する当内容であった。つまり、1年間で300%のリターンになるわけであります。1億ドルのSwift MT700のL/Cを発行することで、1年後には、3億ドルになるという話である。このようなプラットフォームの話はいろいろある。なぜ、この話が成立するのか?

 

貿易取引おいて、L/Cを開いて、外国企業と貿易するのは、よくある話である。L/Cをゴールドの現物を取り扱うプラットフォーム 日本的に言えば商社であるが、そのプラットフォーム(商社)は、1億ドルのL/CがOPENしているということで、プラットフォームの取引銀行と話して、プラットフォームは、銀行から1億ドルの融資を受けます。それで、ゴールドの仕入れを割引で行います。例えば、ロンドンの市場価格のゴールドを金鉱山から割引で仕入れます。例えば、30%割引で仕入れれば、1回の仕入れで、1億ドルの仕入れをすれば、1億3000万ドルで転売すれば売却することができ、利益は、3000万ドルの収益があがります。

月に、2回の仕入れと市場への転売をすれば、3000万ドル×2回=6000万ドルの収益が上がります。その結果、プラットフォームは、毎月6000万ドルの収益を得ることができ、1億ドルのL/Cを発行してくれた投資者に対して、毎月3000万ドルのリターンを戻すというのが一般的なやり方です。

すなわち、なんらかの形でトレードする際に、元金になる資金のクレジットを提供してくれた資金者に対して、売却益の半分をリターンする形で、資金をキャッシュバックするのが、PPPの取引ということになります。それを、10ヶ月繰り返せば、毎月3000万ドルの収益になり、10ヶ月で3億ドルの収益になったことになります。

 

このように、市場での価格が保証されている商品に対して、PPPは、行われます。(市場価格)―(大口割引価格)=PPPの利益 ということになります。この仕組を使って、プラットフォームは、資金調達をして、投資者(資金者)は、収益を得るのが、欧米式のビジネスモデルといえます。これは、株式投資よりも確実な取引になります。

 

PPPの取引は、証券市場や先物市場、ゴールド市場などの市場価格が決まっているものに対して、大口で割引で仕入れることができる企業(プラットフォーム)に対して、資金の与信枠(クレジット)をICC(国際商業会議所)の500番や600番の規約を使って、クレジットを寄与することで、その企業(プラットフォーム)が公開取引市場より大口で割引で取引ができることで、その市場価格と割引価格との差額で利益を上げることができ、それを、資金者とトレーダーが利益を分けるというのが私募プログラムです。

 

簡単にいえば、ビジネスパートナーとして、株式投資をするよりも、直接的な資金の応援をするということで、JV(ジョイントベンチャー)ビジネスを行うという意味になります。

 

これは、日本にはあまりない仕組みの企業の資金調達の仕組みですが、クレジット・ラインのリースができる仕組みを利用すれば、国境を超えてもビジネスパートナーとしてビジネスのアライアンスを組むことができます。

 

これが、国際金融ビジネスの仕組みということが言えます。

 

MSA総合研究所より

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