□私募プログラムを最大限に活用することが、信用創造による経済発展を加速させる。
MSA総合研究所のブログは、巷で噂になっているビジネスモデルについての解説ブログになっています。多くの方から反響を得ています。今まで知人のブローカーから話を聞いていましたが、MSA総合研究所のブログを見て、随分頭の中が整理することができました。という反響があります。
そうです。説明者が私募プログラムの仕組み、法律、取扱商品などを知らないで、ブローカーの話だけ広がっていることで、都市伝説的になってしまっています。また、本当の話を邪魔する結果を生む、悪質ブローカーの振り込み詐欺が発生して、結論、事件化したことで、私募プログラムで行っていることが、非常に迷惑しているということが言えます。
つまり、世間で言われているほとんどの高額な利益がでる極秘案件は、私募プログラムであると言えます。
つまり、証券市場、銀行システムなどを活用した割引の大口取引を行い収益を得るモデルといえます。
また、巷で話しているゴールドの転売の話がありますが、その話も、間違った情報が広まっています。これは、ゴールドというものは、地金取引の場合は、現物を買取業者にもっていけば、売却はできます。巷で話しされるトン単位の取引というのは、これは、銀行発行のSKR(ゴールドの証券)としての名義切り替えの取引であるので、現物移動する取引ではありません。ゴールドは、銀行が発行するSKRであれば、これは、証券としての価値がありますので、金融価値があります。よって大口の割引取引が行われるのです。
このゴールドのSKR(証券)は、どんな役目があるのでしょうか?これは、SKRは、ある意味、現金の残高証明と同じですから、割引で仕入れることができれば、例えば、100ドルのSKRが割引20%で80ドルで100ドル分のSKRが仕入れる事ができたとします。そうすることで、100ドル分の現金価値がありますので、これをもとに、担保設定することができます。
確かに、割引のSKRを活用して投資して初めて価値をなすとおもいますが、投資することもなく割引のSKRを持っていても筆者的に言えば、あまり意味をなさないと思います。
また、欧州の金融市場では、割引のSBLCというものがあります。欧州の某大手銀行の割引SBLCは、額面の42%とかで最近、フレッシュカットが販売されているのを見ました。つまり、SBLCというのは、支払保証をする銀行の仕組みです。100の支払保証があるということは、SBLCは、42%で仕入れることができたとしても、そのSBLCの価値は、100%の価値があります。
PPPは、基本的に1億ドルと決まっています。しかし、1億ドルの現金を用意できない人は、割引のフレッスカットのSBLCを購入することで、1億ドルのPPPに参加することができます。
つまり、1億ドルの銀行保証のSBLCをフレッシュカットで、4200万ドルで購入するということになります。
SBLCは、貿易で取り扱われる商品ですから、例えば、日本の銀行であっても、大口の貿易取引をする場合には海外の仕入先の企業への支払保証をするために、SBLCをOPENすることができます。日本銀行では、割引のSBLCは、販売しないために、購入は、欧州の◯◯銀行で発行されたものを購入して、その割引SBLCを、トレーダーバンクのプラットフォーム企業に対して、OPENします。トレーダーバンクは、資金者(購入者)から提示されたSBLCがあることを確認して、これは、BG(バンクギャランティー)支払が銀行保証されたということで、Swift MT760の発行となり、トレーダーバンクは、クレジット・ラインを取引をするプラットフォーム開き、そこで、トレーダーが割引で何らかの商品を転売して、収益を稼ぐということをします。つまり、SBLCを割引で開いた資金者(購入者)は、本来、1億ドルの現金預金を担保にすることが必要でしたが、割引のSBLCを購入すれば、4200万ドルの資金で1億ドル分のBG(銀行保証)を手に入れる事ができたと言えます。
それで、プラットフォームは、トレーダーバンクから1億ドルの資金を調達して、割引で債権や、証券などを仕入れて、転売を繰り返し、収益を積み重ねていくというのが、PPPの仕組みです。
PPPという言葉だけで聞けば、何を行っているのか?意味不明ですが、このように噛み砕いて説明すれば、意味がわかると思います。
また、割引のSBLCという事を言うと、不思議がる人がいます。これも面白い制度です。欧州のプライマリーバンクなどでは、そのような金融商品があります。これは、ある大企業が巨額なクレジット・ラインを持っています。銀行から巨大なクレジット・ライン(LCの枠を持っています)クレジット・ライン 、すなわち、与信枠というのは、それは、信用状の数字です。その裏付けは、企業の株価、アセット不動産や設備など会社資産が価値になりますが、その企業は、精算すれば、巨大な現金化できますが、会社資産というのは、すべてが簡単に現金できなものがたくさんあります。緊急で現金が必要になる場合がありますので、自らの企業などが持っている与信枠を割引で寄与するということをします。SBLCは、1年満期なったさいには、購入者には、満額で支払うことが条件になっています。また、支払不履行にならないために、保険もかけています。
つまり、デフォルトしないように保険をかける工夫がされています。
これは、ある意味 企業における債権 MTN ということになります。企業は、SBLCを割引で発行する商品を購入するだけでも利益になりますし、同時に、購入者は、自ら持っている資金よりも大きな資金を銀行保証されたことで、取引の幅が広がるということが言えます。
つまり、この制度について、理解をすると、金融における資金調達の仕組みが理解できていきます。これは、欧米で行われている私募プログラムにおける割引債権の取引に関わる仕組みであります。ユーロMTN(中期債)の市場は活発で、ロンドンの有名銀行発行の割引SBLCの取引は、PPP市場では普通に行われています。
これが、日本で行われている金融と欧米で行われている金融、PPPという世界になります。
現在は、日本でもごくわずかですが私募プログラムにおける取引が行われています。ほとんどの方は、意味がわからず、参加していると思われますが、極秘で私募プログラムでの利益をえるビジネスは、存在しているといえます。
なぜ、日本の企業の資金調達がむずかしのかは、そのような割引債の私募プログラムが浸透していないからと言えます。確かに銀行にとっては、通常の取引をさせておけばいいと思われますが、それでは、資本主義の発展は、欧米に負けるのは仕方ないです。
つまり、信用創造という権利を最大限に欧米ではつかって金融収益を得れる世界を形成していますが、日本には、その概念が全く理解されていないことが今の経済の立ち遅れの原因につながっています。