いろいろ出版される本を見て感じることは・・

企業育成資金についての説明をしていると必ず毎年のように発売される「M資金詐欺」という本が出版されます。今年も出版されていましたが、たしかにブローカーの実態について調べていますが、そんな人達に焦点を当てて面白いのでしょうか？

確かに、悪質ブローカーはたくさん存在しますし、この業界は、国家資格もなくて、参入できる仲介者案件ですから、極端なことをいえば、完全に身元ブラックの犯罪歴バリバリの人もこの業界で活動している人がいます。つまり、東大卒から、反社会体制の人まで幅広い人材が関心をもっているジャンルということになります。

確かに、国家を動かす大きな資金ですから、この案件は、国家資格もなく参入できるといえば、色んな人が参入してきます。不動産業界でも宅建免許を持っている人だけが不動産仲介にできるとなれば、民度が高くなりますが、実際には、不動産ブローカーは、宅建免許がなくても、不動産のことはできます。

それと同じことです。よって、不動産ブローカーをやっている人が企業育成資金のブローカーとして活動している人は多いといえます。ただ、だれでも参入できる世界ですから、ハイレベルからローレベルまで色々な人が参入していると言えます。

というとメディアが注目するのはハイレベルではなく、悪質者です。確かに悪質者グループは、不動産では、地面師を行い、企業育成資金では、M資金詐欺を考えるというのは、パターンかも知れませんが、最近は、自作自演をして、注目されたいということで、詐欺事件まがいをおこしているケースもあります。

この案件について、蓋を開けてみれば、国家のことを考える話から、まともじゃない反社会体制までいろいろ関係しているので、まさに、ワンダーランドといえます。

ただ、これは、この案件に対しての正しい知識がないことと、それについて正しい教育をしていないことが原因しています。

この案件は、高学歴者でも理解できないのは、このような制度について学校では教えないからです。

よほど、関心をもって業界人として調べなければ、本当のことは見えてきません。また、普通にやれば。そんな人たちとの接点を持てませんので、実態が見えてこないといえます。

ただ、我々としては、この誰も行わなかったこの分野での教育をおこなうことで、金融リテラシー（教養）のレベルを上げ、この制度を利用して日本経済の底上げをすることを行っています。

筆者も思いましたが、悪い話の蓋は、閉じるのでなく、悪い蓋は開けてみて、実際はこんな話と暴露していくことが重要かと思います。

業界の人は、真実を見な理解していますが、メディアに対して反論することもなく、世間に事実を訴えることもありませんでしたので、本当の話は、伝わらず、一方的に、企業育成資金は、M資金詐欺的メディア報道に流されています。

詐欺師は、不動産業になれば、地面師になり、企業育成資金を言えば、M資金詐欺の話をするのです。

つまり、詐欺師は、24時間、詐欺師としてのプロの仕事を行うことを考えていますので、金になる話ならなんで良いといえます。

そこに焦点を当てて、それが、全てだ。というところに問題を感じますが、正直、デタラメであるほうが、面白いと感じている読者がいるのか？また、このことに対して、裏でスポンサーとして資金を出すプロパガンバの組織があるのか？と思うのですが、スポンサーがあるから、出版も毎年できるということになると思います。

つまり、企業育成資金の存在がないということが良いと思っている人たちがスポンサーになるわけです。

ビジネスは、スポンサーがあれば成り立ちます。詐欺師も詐欺する対象があれば、詐欺師として活動できますが、なければ、商売になりません。この業界で活動しているといろいろ知ることが多いのですが、確かに、深く参入していくと、普通にやろうと思うことが、思いもしない邪魔が入ります。組織的ですから、驚くことがありますが、いずれにしろ、国家を動かすような大案件ですから、人の意見は極端に出るのは事実です。

日本私募プログラム研究会より