オフショア国際銀行とは?外国人であっても新設できる国はいくつかある、その世界について解説
ここで、MSA財団は、自ら銀行を登記しますということを前回のブログで説明しましたが、外国人であっても、外国でオフショア国際銀行を登記できる国は、数カ所存在します。中南米の小さい島国などでは、観光誘致と銀行誘致に力を入れている国が存在しています。きれいな砂浜と海、そして、オフショア銀行業務の拠点として政府が奨励している国がいくつか存在しており、そのような国では、中央銀行認可の銀行を登記できるところがあります。
当然、独自のSWIFTを持つことができ、専門の銀行管理アプリケーションを使って、サーバー管理すれば銀行業務が行えることになります。
ライセンスも国によって、大体2種類ありますが、一般的な商用銀行としての1級ライセンス、それと限定的取引のみできる2級ライセンスというように、資本金や保証金における縛りがありますが数億円の資金があれば、ライセンスを申請する条件を満たせることがほとんどです。
銀行口座管理用のアプリケーション、SWIFTの申請費用や、サーバーのホスティング費用など、数千万円かかりますが、それらの資金を支払い、国際弁護士を経由して申請すれば、新設のオフショア国際銀行は、登記ができます。
ただ多くの国の場合、管理者はその国に居住して現地人を雇用して現地のオフィスをきちんと構えることというルールになっています。
居住に関するルールや、雇用に関するルール、そして投資保証金のルールなど、ちょっと、面倒な手続が必要になりますが、数員レベルの現地人の雇用で認可が出る仕組みですから、なかなかはじめは大変かもしれませんが、できないことないというのが、オフショア国際銀行の世界ということになります。
やはり、この世界で仕事するにも、いろいろ努力は必要です。