■通貨の仕組みを理解すれば 世界情勢が理解できるかもしれない。
日本の最近の状況を見ても 世界の状況を見ても非常に世界が緊張状態になるようなことが多いと感じております。
これからの時代は特にグレート リセットということでの通過システムのリセットがあると言われておりますが基本的にはこの仕組みというのは金を担保にした通貨 システムにまとまるということになります。
つまり 金本位制度に戻るということですが これは 金と交換する通貨を作るわけではなく中央銀行に金を担保しておくことでそのクレジットを発行するという条件になっています 。
昔のように兌換券として 銀行券とゴールドを直接交換するということではないです。
つまり 現在の国際ルールでは米国国務省の UCC 統一商法における抵当権設定によって ゴールドの担保をし ゴールドの管理者は 第一抵当権を設定し 第三者には売却できないようにしています。
中央銀行が金を保有しているからと言ってその 銀行券を持って ゴールドに交換してくださいということはできませんが 私ところの中央銀行が発行する通貨に関しては 米国国務省の UCC に登録された抵当権を持っているのでそれを元にクレジットを発行していますということが証明されれば 国際決済通貨としての役目をなすことになります。
国際決済を行う通貨 というのは ゴールドを担保しなければ 今後 発行できなくなるという風になれば 各国 中央銀行は ゴールドの保有高を増やさない限り 外国との国際決済通貨を発行することができなくなります。
そのために 世界各国の主要な 中央銀行は今 ゴールドを買い集めていると言われています。
これは色々な国が力を持ってくれば私ところ 通貨が一番だということを みんな 言い始めます。
そうなればどのようなことが起こるかといえば 完全に通貨戦争は起こりますが一般の利用者は非常に困るわけです。
どこの通貨が一番信用できるのか などという話になれば一番仲良くする方法というのは それぞれの中央銀行がどれだけの金を担保にどれだけの通貨量を発行しているのかという基準のルールを標準化すれば別にどの中央銀行でクレジットを発行しても基軸になっているのが金の質量であるので金の質量に対して通貨の数字が決まるわけですから 世界の標準のプラットフォームが作れるわけです。
そうしなければ基本的には自由勝手にそれぞれの通貨が私は発行できます などと言い始めれば 中央銀行の通貨も仮想通貨と何も変わらないということになります。
中央銀行の通貨に関しては基本的には国内決済通貨には国内のアセット つまり不動産などの流動性のない資産を用いておりますが これでは 国際決済には使えません。
よって 今後 世界は流動性のある資産によるクレジットを発行することができなければ 正直 中央銀行としての意味がなくなります。
それ以外の通貨は 仮想通貨と何も変わらないと言われても仕方がない状況になり 中央銀行であっても価値を保持することができなくなると言われています。
これは時代の大きな変わり目ですが 世界の主要な通貨は 現在 通貨を維持するために ゴールド 資産を集めるようにしております また 石油の保有国などともいろいろ 現在は混乱 等はありますが ペトロダラー などと言われていましたが 石油 本位制度という仕組み も 未だ残っておりますので やはり 中東地域の 石油 産出 エリアは非常に緊張した状況が続くとも言えます。
つまり これらはすべて エネルギー問題と言われておりますが エネルギー問題以上に 決済通貨における地位獲得をどうするかというのが やはり世界のパワーバランスにおいて 非常に重要になります。
安全保障における1番の重要なポイントは通貨に関するところをしっかり見極めて考えれば 世界のパワーバランスの仕組みというのがよく理解できます。 つまり 通貨の決済通貨としてどのような仕組み どのようなことを行っているか また どこに力があるか などを考えた時にその仕組みを考えれば 世界の動きというのが見えてくるかもしれません。
