本ブログでは、償還金(SBLCの収益化)の世界について、説明をしています。
償還金というのは、日本では都市伝説化していますが、国際金融の世界でも特殊な世界と言えます。
この仕組みを行うには、2つの投資銀行が必要になります。
Aの投資銀行は、SBLCを発行して、Bの投資銀行へSBLCを送金します。
これが、SWIFT MT760 SBLC と言われる送金になります。
Aの銀行からSBLCを渡されたBの銀行は、Aの銀行から受け取ったSBLCを使って、クレジットを発行します。これは、SBLCは、356日+1日の期間である必要があります。
SBLCは、365日+1日の期限で発行すると、これをBG(銀行保証)=担保とみなし、銀行では、担保ローンを発行することができます、
その仕組みを使っています。
つまり、SBLCを発行して、365日+1日の期間で、それをBG「銀行担保」としてそのBGを使って、SBLCを受け取ったBの投資銀行は、クレジットの発行が可能になり、そのクレジットを第三者に分割することによって、銀行融資を実現しています。
この仕組みが国際金融にとって、非常に重要な仕組みとなるわけです。
よって、このような仕組みには、2つの投資銀行が協力することで初めて、SBLCの収益化による資金調達が可能になり、それだけでなく、その組織には、当然、PPPの世界最高峰の債権運用する組織とのネットワークによって、発行したクレジットについて、返済するという作業が必要なります。
資金の返済をする仕組みは、PPPによる運用によって、償還(完済)されますので、銀行融資された資金は、返済不要の資金であるといえるのです。
これは、国際金融における銀行ネットワークがあることで初めて実現できます、
これだけでは、実は、完璧でなく、中央銀行を経由して大口送金を行う場合には、許可も必要なります。この業務を行うには、一つの投資銀行と話をしていても、完成することなく、複数の投資銀行や、中央銀行(大口送金の認可)など、さまざまな許可をとるために、各銀行のバンクオフィサーと連絡を取り、連絡を取るだけなく、それぞれの銀行への支払いもありますので、なかなか一つだけでできる話でないので、難しい仕事と言えます、
国際金融の場合は、各銀行のバンクオフィサーとの連絡は、英語での連絡であり、大量に書かされる書類も英語での申請であり、支払に関しては、国際送金をして行います。しかも、金額も驚くような金額を簡単に請求書、回ってきます。しかも、中東、欧州、米国などの投資銀行と連絡をするので、アジアタイムで仕事をしている人は、時間がずれすぎているので、寝る暇がありません。
こんな仕事が、国際金融ブローカーとしての実務となります。投資銀行に登録された国際金融ブローカーは、投資銀行のバンクオフィサー(役員)といろいろ打合せしながら、銀行融資及び、国際送金について各銀行と打合せしながら、多額の資金を使って、行うのが、この業界の仕事です。
日本では、この業界は都市伝説化していますが、実際の事を言えば、かなり地味な事務作業や会計作業を行います。そりゃ多額の資金を動かす銀行業務ですから、簡単ではないです。しかも、日本で全くやっていない話で、地球の反対側の銀行と取引するのですから、24時間戦いますか?という感覚で仕事をしなければできません。