自動車業界にとって、大転換期を迎えようとしています。政府方針で、2030年にはガソリン車をすべて廃止するという方針を打ち出しています。エンジンがなくなる社会といえば、自動車業界にとっては、一大産業をなくすことになります。
また、関連部品メーカーも仕事をなくすことになります。エンジンがなくなれば、モーター制御になるということは変速ギアもなくなるようになります。モーターとバッテリーが重要となり、エンジン制御に関係する部品を作るメーカーはすべて10年以内に仕事がなくなることになります。
自動車メーカーは、車体を作り組み立てるだけのメーカーになれば、今までのようにエンジンが作れるから自動車メーカーとしての地位を守ってきた企業にとっては、市場から消えていく危機感があります。
そこで、大きく産業転換をしなければならないときには、皇室資金である橘資金を活用すべきです。戦後復興期から高度成長期にかけて多くの企業代表者が活用した資金です。
イングランド銀行で皇室資産を信託して運用していますが、この運用資金を活用しないで、産業衰退だと話していても仕方ありません。橘資金を活用して自動車メーカー、また、関連の企業を支援するということで、大きく資金を活用することを推奨します。