□国際決済システムは、国家の転覆も、国家の発展も可能にする。
国際決済システム(Swift)について、今、ロシアがウクライナに進軍したことで、ロシアの経済制裁ということで、Swiftとの接続を切るということが話題になっています。世界の11000以上の金融機関が国際決済を行うために使っているシステムになります。
Swiftには、さまざまなメッセージがあり、通常の送金は、MT103/202と言われるものです。PPPでよく使われるメッセージは、MT799やMT760というものです。それ以外にもたくさんの方法があります。しかし、これは、Swiftというコンピューターシステムですので、これは、すべてメッセージの送信になります。
国際金融に関心のある人には、毎日の会話の中で、MT199のメッセージ、MT799,MT760など、日々の会話の中で出てきますが、これは、PPPや国際金融における送金や、決済を行う人以外は、知られない世界です。
中継銀行を経由しないで、早く送金する方法には、GPIと言われる送金方法も最近は使われるようになっています。
それ知ってどうなるのか?といえば、特殊な国際金融の世界で行きている人以外、正直関係ない話になります。
特に、筆者の場合は、PPPに関心をもって生きていますので、MT799,MT760、ブロックファンド、ICC、クレジット・ライン、などの言葉を毎日使っていますが、この世界、関心のない人から言えば、「この人何を言っているのか?」と言われます。
そうなんです。これは、特殊な専門分野の仕事のはなしであり、大多数の人は、知らない世界であり、Swiftシステムで行っていることなど、正直関係ない話になります。
筆者は、何を言いたいのか?といえば、企業育成資金の制度についても、理解されないのは、これは、Swiftシステムのなかで行われている作業であり、その仕組の中で生まれている資金ということになります。
ですから、巨額な資金の話を聞いても、国際金融における銀行システムの世界を理解できていない人から言えば、何の話だ。ということになります。
しかし、Swiftシステムから遮断をすると、国家を苦境にするほどの経済制裁につながるということを、ニュースで流れているのを多くの人は聞いています。 国際決済システムからの排除ということが、その国の生命線になっているということを知れば、その逆も理解できますよね。
国際決済システムで行われている特殊な制度を活用すれば、国家は豊かにもできるということになります。
筆者は、この事を言いたいのです。
キーワードは、国際決済システムを如何に活用するかで、その国経済を左右するかということです。