□G7のメンバー国の優遇政策を最大限に利用する必要がある。
企業育成資金というものは、割引債におけるトレードを行って収益を得るということを考えれば答えがわかります。
割引債というのは、債券を割り引いて販売するという金融商品です。2009年以降は、一般公募での割引債の売買は禁止されていますが、現在もなお、当事者同士におけるダイレクト販売として私募として割引債の売買を行っています。
つまり、中央銀行、準備銀行間(通貨発行銀行)のMTN(中期債)、米国、日本を含むG7LTN、米国債、日本債の割引債のトレードは、私募プログラムの中では行われています。つまり、当事者同士の取引(ダイレクトトレード)の場合、割引率を決めてクローズした環境化で取引を行っているということになります。
これは、PPP(プライベート・プレースメント・プログラム)の基本的な知識として知ってほしいと思います。
G7とは・・・・
G7(ジーセブン)は、英語: Group of Seven(グループ・オブ・セブン)の略で、日本、アメリカ、カナダ、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア及びEUで構成される政府間の政治フォーラムである。メンバーは世界最大のIMFの先進国であり、“最も裕福な自由民主主義国であり、グループは多元主義と代議制政府という共通の価値観に基づいて公式に組織されている”(IMF談)[5] [6]。2018年の時点で、G7は世界の純資産(317兆ドル)の60%近くを占め[7]、世界のGDPの32-46%を占める。また世界人口の10%に当たる約7億7000万人が参加している[8]。メンバーはいずれも世界的な大国であり、経済、軍事、外交面で緊密な関係を保っている
【世界主要国「政府総債務残高」】
1位「米国」280,313
2位「日本」131,697
3位「イギリス」46,503
4位「フランス」46,144
5位「イタリア」45,820
6位「ドイツ」35,978
7位「ブラジル」33,350*
8位「スペイン」26,378
9位「カナダ」22,481
10位「メキシコ」15,921
出所:OECD(2020年) ※単位は億米ドル、*は2019年数値
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この資料を見れば、わかりますが、G7の国の国債は突出して世界から見て多く、G7国は、国債を多く発行できる仕組みを持っていると理解できます。つまり、G7の国同士で、資金を調達して国債を購入できる仕組みがあることが理解できます。