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国際決済業務とゴールドクレジット(金に担保されたクレジット)

国際決済業務とゴールドクレジット(金に担保されたクレジット)

 

最近は、急激なドル離れなどと説明をしている経済ジャーナリストがいますが、一つ間違っていることがあります。通貨の世界というのは、ドル、ユーロ、日本円であろうと、ゴールドクレジットが国際決済通貨で重要であり、決済通貨はなんであれゴールドに担保されたクレジット(通貨)でなければ、国際決済通貨としての価値がないといえます。

 

つまり、国内流通する通貨と、国際決済する通貨は違うものであると考える必要性があります。日本人の多くの経済学者や経済ジャーナリストは、そのことを理解していません。

 

日本円の中でもゴールドによって担保されている日本円と、ただ単に、信用創造によってゴールド以外のアセットの担保力によって生み出されたクレジットによってできた通貨というのがあります。

 

外国の銀行では、海外から送金されてきた通貨と、国内で流通している通貨ということで、銀行口座内でも分けて口座管理している場合があります。これは、オフショア金融を行なっている国際的銀行の場合、海外から送金されてきたクレジットについては、また違う国に転送(譲渡)は簡単にできますが、国内で流通しているクレジットについては、送金規制があるといえます。つまり、国際決済業務を行うには、ゴールドクレジットを通貨を使わなければ、国際決済業務ができなくなるというのが、今の国際間取引での規定になります。

 

今、各国の中央銀行が金の保有高を高めているという噂がありますが、ゴールドクレジットを持たなければ、国際決済業務ができないということが原因しています。最近は、仮想通貨(暗号資産)での決済を行なっていますが、暗号資産の価値も、結論は、現在の中央銀行から提供された資金の投資された時価総額によって発行数と計算をして価値を決めていますので、最終的には、すべての価値の基準というのは、なんだかんだで、ゴールドクレジットが何度も形を変えながら譲渡されたものが国際決済業務の価値ということになっています。

 

このことが理解できれば、貿易事業の安定化をするには通貨は、国際決済業務を遂行するには、ゴールドクレジットが必要になり、結論としては、通貨の名称、形はなんでもいいのです。ゴールドに担保された価値がある通貨が重要になります。その名称は何でも良いのです。

 

このことが理解できていない経済学者、経済ジャーナリストが殆どです。

金準備銀行が考えた仕組みは、国際決済業務をするには、ゴールドクレジットを使うことが条件であると決めているので、金準備銀行は、世界の金融の頂点に君臨している非公開組織ということになります。




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