ネット上の都市伝説で話題になっている秘密結社について深堀りして考える。
最近は、インターネットを見ていると、都市伝説の世界で常に話題になる、「秘密結社」ということが話題になりますが、世界を裏で牛耳っているとか、陰謀論がいろいろ言われています。
前回のブログでも書きましたが、秘密結社のスタートとなったのは、やはり、テンプル騎士団がバチカンと協力してカトリック教徒の十字軍の遠征に従って、資産防衛するために資産を預かる仕事(トラスト=信託)を行ったことがスタートになっていますが、その際に、1307年にフランス王フィリップ3世が突如弾圧をして、テンプル騎士団を滅亡させたことが大きく関係しています。つまり、当時は、今のような銀行という仕組みが確立していなかったために、軍事協力グループが、密かに資産を隠す仕事を行なったことが、欧州にいくつか点在する「騎士団」との関係があります。つまり、騎士団というのは、よく秘密結社だといわれていますが、ある意味、日本的言えば、組合で資産を預かる「信用金庫、信用組合」のような大口グループの組織と考えれば、理解しやすいといえます。
また、これらの資産は、信託ということで、協会に寄付することで、資産防衛をするという仕組みを行い、協会も、資産を守るために秘密の資産防衛をするための組織と地下倉庫などを準備したと言えます。
特に、中世の王族などの資産は、戦争を起こして、資産を略奪(戦利品)することが一般的でしたので、王族グループは、騎士団メンバーに入り、資産防衛をしたということが、これが、騎士団や、イルミナティーなどと言われる概念になります。
また、騎士団のメンバーは、各国の王族や地主、有力者が集まっていたことで、彼らが定期的に集まり、資産の活用方法について協議するにあたり、さまざまな考え方が言い伝えられるようになり、陰謀論として、世界に広がっていると言えます。
このように考えれば、この世界は、非常に理解できます。
つまり、欧米では、本当の資産家は資産が表向き殆ど見えないのですが、多くは、欧州の協会グループが提供するトラストの仕組みの中で資産防衛をしており、これが、スイスなどで発展したプライベートバンクの世界ということになります。
スイスといえば、テンプル騎士団の生き残りの末裔が、スイスに逃げ隠れて、金兌換券を発行したことが、世界の金融史では知られています。また、スイスからの傭兵が、バチカンを守っているというのも、これは、スイスとバチカンとの関係ということが理解できる一つの要因かもしれません。