世界的な債務の問題の解決の唯一の手段は、借金を帳消しすることでなく、債券に価値に対してゴールドの価値を裏付けをつけることで、新しい通貨を生み出すことだと言えます。つまり、このことは、すべての債務者はが通貨発行する権利を得るのとおなじことになります。
これは、新しい通貨の世界への動きということになります。人類は、何かしたければ必ず資金が必要になります。
ただ、資金が必要なれば、今までの概念では、担保を差し出し、銀行で資金を借ります。そうすると、資金が返済できない場合は、担保として別の資産を取らることになります。ある意味、この仕組みは、搾取だということを世界では言い始めています。
もっと言うならば、信用創造の世界というのは、銀行には、金庫に現金がなくても、実意は、クレジットという現金に似たような信用枠を貸し出すことで、銀行は、資金を借りに来た顧客の担保を抑えていることになります。
この事実について、落ち着いて考えてみれば、クレジットというのは、ただの銀行が発行している与信という架空の数字です。その数字の価値を担保するものは、何もないことに気付きます。そして、資金を借りに来た顧客は、自らの現物資産を担保として提供するのですから、銀行側が出すクレジットというものと、資金を借りに来た顧客が提供する現物資産というと、これは、通常の平等の価値の交換原則から考えると、架空の数字と現物資産の交換ということになり、完全に銀行有利で、顧客不利という状況になっています。
実は、これが信用創造の世界における最大の問題は、通常の商取引に於いて、価値があるものと価値があるものを交換するという物々交換の原則から経済は発展してきました。
物々交換は、信用創造の世界では存在すのでしょうか?
つまり、 銀行が発行する架空の信用枠という数字と現物資産を担保に差し出す人
の価値の提供というのは、同等価値があるのか?
ということを落ち着いて考えてみれば理解できます。
これは、銀行が発行するクレジットという信用枠は、数字だけで、具体的な現物資産ではありません。つまり、数字だけの存在と現物資産との交換原則というのは、あまりにも、銀行有利で顧客不利という取引になります。
このことが、信用創造の世界では問題だといわれているのです。
本来の金本位制度では、金の裏付け資産がある証券がつまり、現金として、通貨として発行されていたわけですから、
金本位制度のおける通貨と資金を借りに来た顧客では、
金の価値をもったチケッチ=現金 と 現物資産との交換をしているのであれば、金の価値のチケットと現物の価値との一致すれば、交換原則は平等ということになります。
信用創造の時代に、1971年のニクソンショック以降、世界は変わっていきましたが、信用創造の世界が実現可能になってから、
多額の価値のない債券が生まれ、多額のクレジットを自由に発行できるようになったと言えます。
つまり、今、債務の問題ということを言われていますが、ここで考えてみれば、信用創造の世界によって発行されてきたクレジットの制度が、もし、今後、不公平があるということで、等価交換をしないという世界になればどうなるでしょうか?
そうなれば、世界の銀行はほぼすべての銀行は業務をするために資産がないことになります。つまり、銀行は、通貨を発行する裏付け資産をクレジットという魔法の制度使わない限り、銀行は多額の通貨を発行することができないと言えます。
グレートリセットと言われる問題は、つまり、銀行におけるクレジットという世界による資金の貸し出しという制度から次の制度への移行することではないでしょうか?
クレジットの発行という特権が銀行になくなれば、銀行は、普通に価値の交換すための裏付け資産を大量に保有する必要があり、それを行うには、大量のゴールドなどの流動性のある資産を保有する必要があります。
今角度で物事を見てくと、世界はどのような方向に向いていくのか?注目されることになります。2024年は、世界的な大統領選などが、同時に行われる選挙イヤーです。変革が起こるタイミングかもしれません。ただ、世界はどう変わるのか、しっかり見極める必要があります。