現在、メテ財団が行っている業務についていえば、米国財務省資産SRP(ソブリンロイヤルポートフォリオ)における資金を、国連加盟国へのODA開発援助資金として提供しています。国連加盟国が加盟した場合には、100億ユーロの寄付があります。
それ以外のプログラムとしては、対象は、国家政府、地方政府、企業に対して、SBLCのプログラムが有り、SBLCを13ヶ月ブロックで発行することで、資金が譲渡されます。額面は、最低2億5000万ユーロ〜最大2000億ユーロです。(1プロジェクト)
SRPからの資金調達には、取引銀行でSBLCをされることが、条件となっています。リースや購入はダメです。実際に資金が銀行に保管されていることが条件です。クリーンマネーであること・・・あとは、プロジェクトがあることが大切です。
さて、このような条件で資金提供案件が行われています。
国連加盟国への案内業務としては、全世界に案内をしていますので、読者の皆様のご協力もあり、情報は広がりつつあります。ただ、なかなか100億ユーロの寄付に対しては、国連加盟国の大統領か首相のみが契約ができると決めていますので、なかなか条件がむずかしいのですが、もし契約ができれば、特に、外貨準備なく開発資金が困っている国家にとっては、非常に良い仕組みを構築できます。
つまり、継続的な経済援助が可能になります。
それは、100億ユーロを寄付をして、その資金の一部を中央銀行などに預金をして、特別会計(ファンド)を設置します。その特別会計ファンドの資金力を担保にSBLCを発行して、次のプロジェクト資金をSRPから調達することができます。
このローテーションをすることで、継続的な資金援助が可能になります。
この100億ユーロの寄付というのは、今後のSBLCによるプロジェクトにおける資金譲渡プログラムに参加するための資本金を提供していることになります。
日本でも特別会計というものがありますが、これも、一番初めは、1952年に米国政府から資金提供を受けて、外為特会を作り、その資金をベースに外債などの運用プログラムから資金調達をしたということです。それと同じです。
米国財務省資産SRPは、100億ユーロを寄付することで、国連加盟国の特別会計をつくるための初期の資本金を提供していることになります。その後は、SBLCの運用プログラムに参加して継続的にSRPから資金提供を受ければ、正直、加盟国は、ODA開発援助の資金に困ることがありません。
このような流れで、全世界の国連加盟国に仕組むを構築することが現在、我々の業務ということになります。
国際援助を専門的に行っている方々の協力があれば、世界展開ができますので、ODA関連などの仕事で外国政府との繋がりをもって業務を行っている方には、この仕組みは朗報です。実際には、日本の育成資金でもこのSBLCのプログラムを使っています。
いずれにしろ、世界最大の資産であるSRPからの資金提供というプログラムは、ほぼ無限大の予算を有していますので、財源に困ることはありません。、問題は、この仕組みを動かすには高い条件をクリアーする必要があります。
それができれば、道は開けます。