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世界連邦の構築について言えば

■世界連邦の構築について言えば
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世界連邦運動というのは、第二次世界大戦後すぐに世界の著名人が加盟して始まった世界連邦を作り上げる活動を始めたということです。
日本は、昭和23年頃、(1948年頃)英国からの提案により世界連邦運動に付いての案内があり、事務局を日本に設置をしたという歴史的経緯があるようです。

さて、世界連邦というとなにか都市伝説のような話に感じるのですが、本来、国連を世界連邦組織にしたいという考えがありましたが、現実問題、国連自体が、そこまでの財源を持っておらず、なかなか世界連邦について長期間協議をされていますが、そのことは実現することができていません。

さて、世界連邦というと、世界の壁が取り除かれ、大変な事が起こるのではないかと思っている人も多いと思いますが、国境はなくなるのか?国という単位がなくなるのか?というイメージを持ちますが、国はそのまま存在します。国境も存在します。
ただ、世界各国の商取引を行うための社会統一ルールを作ることが重要であるとされています。つまり、世界が商取引を行う場合
同じプラットフォームで行わなければ、地域ごとにルールが違えば取引が難しくなります。世界的にいえば、国際商業会議所(ICC)が商取引についての貿易ルール、国際決済ルール、契約ルールなどを決めています。もっと大きな枠で、世界連邦の実現というのは、金融、経済、法律、安全保障についても、社会統一ルールにより、世界が同一のプラットフォームで運営することができる仕組みを構築することになります。

さて、世界連邦を実現するには、特に、経済格差問題というのは、非常に壁になります。

世界的に国家グループで言えば、G7,G20,第三世界(グローバルサウス)、共産国家、そして、BRICSなどの新興勢力ができています。

つまり、世界はブロック化しようとしています。これは、もともと第二次世界大戦後は、植民地からの独立ということを果たした第三世界が経済的に発展をしてきたことで、独自の世界を作り上げようと動き出しています。これでは、対立構造になるために、世界がばらばらになるということで、世界連邦の概念が生まれてくるわけですが、世界連邦問題を実現させるには、世界各国政府などが、持っている経済的悩み(借金問題)の解決や、資金面の財政支援がなければ、世界連邦の実現が難しいと言えます。つまり、経済格差問題や金融障壁などの仕組みの違いが、社会構造の分裂を作っているわけですから、その壁を超越する仕組み、そして、すべてを包容する裏付けをもった財源があることが世界連邦実現には、重要になります。

つまり、世界が一つになるための構造は、世界が納得する圧倒的な資産というものが世界連邦を作り上げるには不可欠ということになります。

 

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