どうもMSA資金というと「M資金」という検索結果になるので、印象が悪いようである。そこで、M資金といわれる資金は、存在はしないのですが、なぜ、そんな資金のネタが作られたかを考えてみたいと思います。
戦後の機密資金などというと魅惑的な話ですが、本当の話は、アメリカで行っているPPP運用の投資案件による外貨送金(援助)をおこなったていたことが、当時は、どんな資金かわらず、なんだか不思議なところから巨額な資金が出ているそうだ という噂から、M資金の話ができあがったのだと予想できます。
世界銀行、IMF BISは、第二次世界大戦後の資本主義経済をドルを基軸としてどのようにして作り上げるか1944年にアメリカで約40か国の方が700人ほど集まって会議をして決定してつくりました。その際に、世界の資本家やロイヤルファミリーなどから出資を求めたことで、その出資された資金をもとに運用した資金を世界の産業、インフラ整備のために活用されまいた。日本には、1953年頃から、アメリカの世界銀行や国際決済銀行(BIS)経由で米ドルによる支援が始まりました。そのときは、日本の受け皿銀行は、日本開発銀行、現在は政策投資銀行となっていますが、、
やはり、アメリカからの支援を受けていることを、当時は、はっきり言えなかったのでしょう。国会の審議文などを読めば、過去の話は理解できますが、今みたいにインターネットで簡単に検索して何でも調べられる時代ではなかったので、噂が先行したのだとおもいます。
現実、昭和20年に戦争に敗戦した当時は、日本のほとんどの主要都市が焼け野原になり、そして、原爆も投下され、戦死者も数百万人にもあり、とても、敵国として戦った米国から支援が日本の経済を基幹産業を作り上げているとは強調していえなかったこともあり、米国からの機密資金でこの資金はやばい資金だという噂だけが広がり、それから70年過ぎた今でも、その事実関係がわからず、語られて、そんなバカ話はないと恐れをなす人が多くいるのは、なかなかこの支援制度がインパクトあったということでしょう。
ある意味、本当の話がわかれば、たいした話ではないのです、確かに、動く金額が大きいのですが、世界の資本家、ロイヤルファミリーが世界経済を作るためにPPP(プライベート プレイスメント プログラム)に出資した運用益を活用しただけの話です。
筆者もこの世界の仕事に長くかかわっていますが、多くの人はこの手の話に恐れをなします。
変わり者は・・・好奇心旺盛の人がいますが、それは稀です。
自分の生きている世界よりもはるかに大きい存在は見えないので、怖がるという傾向があります。
たとえば、人間の体の中にいるウイルスは、とても小さい存在ですから、ウイルスのいる人間の形を見たこともなければ、知ることもありません。また、人間も地球の上にいますが、地球全体を地上に立っている状態では知ることがありません。昔は、地平線の端に行けば滝があり、落ちてしまうと信じていた時代もあったということです。
すなわち、自分から見れば巨大でみえないものでも、きちんと形を成して存在しています。
まさに、この世界のお金の話も全くそのことです。
日本国内で金融畑を何年も行っていたというエリート銀行員でも、世界の銀行で通貨発行権に関係するPPP運用をやっていることを知っている人物は、ほとんどいません。
そんな話をやれば、そんな話はないだろう。ということを言います。
すなわち、見えない世界でもきちんと回っている世界があることを知らないだけです。
知らなかったら自分の見える世界だけで、予想するので、理解を超えるのです。
欧州で特殊な金融な仕事をした経験のあるバンクオフィサーなら、当然、PPPについても理解しています。PPPに関する特殊な送金のルールも理解しているでしょう。
すなわち、世界の裏側で、おこなっていることは、日本の常識の判断では全く見えないので、勝手な想像になり、自分たちの知っている都市伝説とおなじようなレベルの話になるのです。
この世界の金融の話は、日本はめちゃくちゃロマンがあります。ある意味、この国際金融に対して無知であり、想像だけで話をするので、ばかげた話になっていくのです。
ある意味、昔は、地球は丸いのがわからず、地平線の向こうは滝があるといって説明している冒険家のようなものです。
筆者は、そんな冒険家を嫌いではないのですが、国家が経済危機になっているなかで、そんな悠長なバカな話をしていれば、日本は完全に国際金融の世界で時代遅れになるので、そろそろ、その理解を深めることが重要かと思っている。
個人的には、秘密結社がこの資金を管理していて、数千年も前から存在している神の世界の秘密結社が何かをやっているという話きらいではないが、現在のPPPは、1971年、ニクソンショック以降、信用創造による通貨の作り方というG8によって決められた制度であるので、歴史は、半世紀にも満たないのである。
PPP運用による産業支援制度を知ることで日本を豊かにできる答えがあります。これは、都市伝説でなく国際金融のルールを活用をしたやり方です。リアルな話!