さてこの償還制度(MSA資金:委譲渡資金)について非常に不明確でよくわからないという人が多い。その理由には、資金者という存在と、国の審査という2つのキーワードがある。
申請者は、仲介者を通じて資金管理事務局の資金者に対して申請書を提出する。申請書類を確認した資金者は、資金者の調査で資金を融通するかを考える。実際に、資金を実行する場合、資金者は、国(法務省)に申請をして、本案件を行ってもいいか審議委員に審査を求める。審議委員が数名いるが、全員一致で本案件を実行してもいいという結論を出して初めて資金を提供できる。法務省の審議委員で一人でも反対者があれば、審査が通らなくなり、資金が実行できないということになる。
ここで、申請者は、この事実をしらないことで、資金者が「私に対して資金を出す」という話をしたのに、結局合格にならなかった・・・ということがよくある。それは、資金者の単独の判断でこの案件ができないということが理由である。資金者側が同意をして、次に、国に審査を求める、国(法務省)の審議委員が全員一致で合格した場合にのみ資金が実行されるということになる。
すなわち、この制度は、資金者が資金を実行するという話をしていただいても、国の審査が合格しなければ、資金を受け取れないということになる。すなわち、資金管理事務局は、数箇所あるが、結局、申請書類は最終的に審査を求めて提出する国への部門は、どこから出しても同じところに届くということになる。よって、ここで重要なことは、誰が、通してくれるかわからないので、数箇所に出すことは絶対に避けるべきである。理由は、正規のルートにつながる場合ですと、みな誰が出したか知ってしまい、何箇所も書類を出しているということがすぐにバレてしまう。
数カ所から諸類が上がってくると、優柔不断な人物だということで、審査に落ちる可能が高くなる。決めたら、ここでやるという決意が重要になる。
正規のルートに書類に出している場合ですと問題は、大きくならないですが、それが、提出先のわからないブローカーに出回れば、永遠に届かず、周囲から、あっちこっちに書類を出している自分物がいるという噂が流れるのが、この業界である。
ここが窓口ですよということを正式なアナウスがないので、難しいと思うが、付き合っている人を見極めることが重要である。