ゴールドの価値は金融資産から工業用ゴールドの価値が高まってる。PPPによる切り替え作業
PPPについていえば、国家レベルの話になれば、企業育成資金ということになります。この資金のレベルは、1兆円からスタートで、数十兆円までの資金が提供されるまさに、国家を建設する上で重要な資金の仕組みになります。
別に、個人投資家を対象にしたPPPというものが存在します。当研究会が取り扱っているものには、ゴールドを主体としたPPPというものが存在します。個人間売買で割引で取引されるゴールドの継続取引ということになります。
何故このような案件が存在するのか?といえば、ゴールドの世界は、非常に奥が深く歴史もあります。もともと通貨の発行は金本位制度という時代、銀行に金をリースして、銀行は金を担保として銀行券を発行するということを行っていました。
それは、銀行発行のKYCというものがありますが、これは、現金と同じように銀行に担保することで、銀行券を借りることができます。ここ数年、その実情は変わり、ゴールドのSKRを元に、銀行から融資を受けられなくなってきています。日本の国内銀行では、金のSKRを担保に資金の貸し出しをする銀行がなくなってしまったという話です。よって、大量の金を持っていても、それを担保に資金を融資を受けることができないという理由で、大量に金を保有していた人が金の売却を行いたいというニーズが高まっています。
つまり、ゴールドは、銀行担保にならない時代になってきたといえます。ただ、鉱物として投資銀行がそれを担保に資金を貸し出すことがありますが、日本国内での資金調達が難しいという状況になっています。
ゴールド保有者も、ゴールドの市場価格が非常に上がったこともあり、ゴールドを売却したいというニーズが生まれています。それで、割引で大量のゴールドを転売して、その後、工業用ゴールドとして転売する案件が存在しています。
ゴールドの価値は、工業用ゴールドの価値が、今非常に高くなっています。これは、世界的に半導体需要が高まり、高効率な電化製品をつくるには、ゴールドを利用するニーズが高まっています。そのために、日本国内でも工業用のゴールドの需要が製造の世界ではでてきています。つまり、金融資産として銀行での資金調達は、難しくなったが、ゴールドを工業用として転売すれば、高く売れる市場が存在していることで、ゴールドの大量の割引販売がPPPの仕組みで行われていると言えます。
そんな市場も世の中には存在します。