政府の財政救済モデルは、金本位制度によってこれら行われる?
米国で金の保管場所といえば、ケンタッキー州のフォート・ノックスの陸軍基地に保管されている金塊が有名であるということをここ数回のブログで紹介しました。
米国では、1933年に国民の金の所有を禁じ、全米から民間の金を集めました。その運搬に陸軍が関係したということす。もともと、米国の金塊は、ニューヨークと、フィラデルフィアに保管されていたということですが、海から近いために安全面を考えて、内陸のケンタッキー州のフォートノックスの陸軍基地に金の保管の要塞基地をつくったという歴史です。
米国はブレトンウッズ会議によって、金ドル本位制度をスタートさせます。このことにより米国は世界中の金を預かり、金を担保にクレジットを発行することで、ゴールドクレジットにより通貨を発行してきました。ただ、大量のクレジットの発行に伴い、大量の金の返還を依頼されれば対応できないということになり、ニクソンショックがあり、金ドル本位制度をやめて、1971年をもって実質上、ブレトン・ウッズ体制における固定相場により金ドル本位制度を中止することを宣言して、変動相場性に移行していきました。
ニクソンショックは、1971年、それから30年といえば、2001年ということになります。ある意味都市伝説と言われる話になりますが、ニクソンショックにおける金を担保にクレジット発行できた最後の年ということになります。30年間の担保設定の記録保管のルールがありますが、そのうらでは、最後の金ドル本位制度における資金の返済の最終30年の抹消前に、ある事件が起こったという噂もあります。つまり、911の事件の裏には、多額のクレジットの返済時期が重なっていたのではないかとも噂されています。
金ドル本位制度におけるいろいろな噂はありますが、表で行われていることと、裏で行われていることというのがあります。表では金ドル本位制度は、米国では終了していますが、表向きの取引で金ドル本位制度に関する取引を行わないのですが、PPPの世界では、ごく一部の認可を受けた特権的取引ということで、金ドル本位制度を継続する取引が継続されていると考えれば、この制度について理解が深まると言えます。
つまり、金を担保にクレジットを発行して通貨を発行する仕組みです。しかし、近年になって、金本位制度が見直されてきています。つまり、あまに裏付けが乏しい中でクレジットを発行するということが行われると通貨価値がなくなるという点、また、政府が大量の国債を発行することで、市場への通貨流通量を調整している方法は、政府国債の裏付けが政府保証による資金を作るという思考になっていますが、これでは、政府の借金問題は拡大していき、プライマリーバランスを考えたときに、極限でも赤字になっている経済では、資本主義経済の仕組みは維持できないということになっています。
その問題を是正することで、裏の通貨発行の仕組みである実質的な金本位制度におけるクレジットの発行により、政府国債を金本位制度によって買い上げる制度によって、政府財政を支援するモデルが強化されているといえます。
ある意味、実質的な金本位制度を活用した政府救済モデルによって政府財政の健全化を目指すといえます。
実質、これからの世界は、新しい形での金本位制度がスタートすると言えます。
新しい形での金本位制度でしょう。連邦準備制度は、各国の政府のゴールドを保管していますが、ゴールドの世界には、政府保管されているゴールドと民間名義のゴールドというのがあります。政府保管されているゴールドについては、総量について約16万トンあると言われていますが、民間名義のゴールドについては、一体どれだけあるのか詳細は公開さていません。一部では簿外金などと呼ばれていますが、その部分の非公開部分のゴールドをつかったクレジットの価値というのは、非常に多くあるのではないでしょうか?
いずれにしろ、ゴールドの世界は、魅力的ですが、この世界については、非公開にされている部分も多く公開されていない情報が多く存在しているのですが、通貨発行権の謎について探求していくと、最終的にはゴールドの話になっていきます。
いずれにしろ、政府財政の救済をする仕組みというのは、金本位制度によって、発行されたクレジット(通貨)によって、世界的に救済されるモデルになると言えます。
ゴールドクレジットによる政府救済モデルと世界共通通貨構想ということになります。
世界の政府は、平等に救済される仕組みを手に入れることが世界平和につながるという考え方になります。
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