ペトロダラー(Petrodollar)
日本では一般的には、オイルマネーと言われていますが、欧州では、原油取引にドルを用いられることから、ペトロダラー(Petrodollar)と言われています。
これは、米ドルが基軸通貨であり続けるために重要な意味があったと言われています。原油取引はドルで行われるので、米ドルの価値は保全されているということになります。
産油国への支払いは、大量のドルを用いて支払われるわけです。よって、産油国には、大量の米ドルが集まってきます。とはいえ、産油国も自国通貨もありますので、石油購入のために、大量のドルが毎日送られてきても、使い道がないと言えます。原油価格が高騰すれば、それだけ多くの米ドルが産油国に送金されます。産油国は、そこまでの米ドルの使い道がないと言えます。そうなれば、石油も有限ですから、積極的に対外投資をして、海外事業から資金を得ようと考えるわけです。そこで、産油国の投資銀行は常に投資性のある融資を行う案件を探していると言えます。
特に、時代の流れも変わってきており、いつまでペトロダラーの制度が続くかという事も言われており、大量に使われたオイルマネー(ペトロダラー)の再投資をすることが、中東金融にとって、非常に重要な課題であるということになります。
ビジネスの世界は、行き場のないお金の行き先というものが、常に求められているということが理解できれば、面白い見え方をしてきます。
つまり、日本国内だけの視野で物事を見ていると、閉塞感だけが漂っていますが、世界を眺めていると、お金が溜まって来て、行き場のなく困っている世界も存在しているということに驚きます。
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