MSA総合研究所です。
償還金について言えば、これは、もともと「復興開発銀行」つまり、世界銀行が関与して行っていた仕組みと言えます。
ゴールド担保にする金融モデルですが、現在は、償還期間を短くするために、MTNの債権運用を用いられていますが、昔は、ゴールドの担保の運用で30年償還の仕組でした。
時代とともに、仕組みは変わってきていますが、基本的には償還金という世界は、開発援助の世界で、開発プロジェクト、つまり、インフラ開発、産業開発、人道的支援のために資金を使うことが重要になります。
よって、日本の場合、どんなことにこの資金を使えるのか?
日本の場合は、意外と老朽化が進んでいる住宅に関して、この問題を解決するべきところが多くあります。
能登半島の地震などを見ていると、老朽化した家屋が地震で倒壊しましたが、それを支援する仕組みが欠落していると言えます。つまり、日本は、地震大国でこれからも、巨大地震が起こるでしょう。東南海地震などが起これば、どれだけの家屋が倒壊するかもしれません。つまり、日本人で日本で生活しているというのは、明日、大地震で家をなくすリスクが常にあると言えます。
東日本大地震でも、10年以上の歳月が過ぎていますが、まだ、復興したと言えないです。政府では防災に関する省庁を設置するということを話していますが、災害につよい都市開発をもう一度再構築する必要性が、日本ではあります。
つまり、このような部分が、日本における重要な課題であり、あとは、カントリーリスクとして考えられる食糧問題とエネルギー問題の解決というのも重要な課題です。
日本も足らない部分を見ていると、再投資するべきところというのは、いろいろあります。