MSA 総合研究所です。
最近は 海外の PPP のお話をあまり書いていませんでしたが 少しまた 書きたいと思います。
現在海外での PPP を行うのもなかなか難しくなってきているという情報がありますが基本的にはスイフト MT 760 もしくはスタンバイ LC を発行して PPP に参加することは現代でも可能です。
SBLCというのはこれは 一般的に 例えば日本にある親会社が海外にある子会社などが資金を調達したい場合 海外の子会社は現地の銀行と取引したいのですが営業実績がなく 資金調達が難しい場合があります。
その場合は スタンバイ LC を日本の銀行で発行してもらい それを海外の子会社の取引銀行に向けて発行することでその 海外の 子会社の取引銀行は日本の銀行の担保 補償を受けることができるということで資金の貸し出しを行います。
つまり 銀行というものは何か 担保があれば資金は貸し出せるのですが担保力が足らない場合は 資金を貸してくれないので 実はスタンバイ LC における PPP の取引というのも この仕組みと同じで 例えば 海外にいる投資家が自らの資金があるということで PPP のプラットフォームの指定する銀行口座に対して 担保設定を保証するとそのプラットフォームの取引銀行は保証人が貸し出し資金を保証してくれるということになり 銀行が資金を貸してくれます。
つまり PPP の基本というものは第三者に対して信用を貸し出すということで信用を借りた トレーダーが絶対負けない 取引でトレードすることによってその収益をキャッシュバックするというのが PPP の基本的原則です。
MT 760 や スタンバイ LC を使った PPP というのは 担保 貸し出しによる PPP というのは参加することはさほど難しくはないのですが 担保 貸し出し もなく 残高証明だけのティア シートと呼ばれる取引に参加するのはほぼ不可能だと言えます。
したがって 筆者の取引なるヨーロッパのプラットフォームにおいても基本的には MT 760 スタンバイ LC を発行することによって それを プラットフォームの指定する銀行口座に対し 銀行保証をつけることによって初めて PPP に参加することができ それをするとまずはその資金の1%は5日以内にすぐ振り込まれます。
なぜそのようになっているのかというのはMT 760 や スタンバイ LCを発行するには 発行手数料というものが銀行で発生しますのでその部分はすぐに補填するということで プラットフォームがすぐに資金を支払います 残りに関しては 運用がスタートに欲しい 1週間に1回ことを 利益を配当するというのが プラットフォームの通常のやり方です。
PPP の世界というのは CIS や KYC と言われる書類をまずは提出し その資金がクリーンであることを証明することが重要です。
次は 取引銀行のバンク オフィサーから MT 760 もしくはスタンバイ LC の発行が問題なくできるかということを確認をし プラットフォーム側のバンク オフィサーと連絡を取ってもらい 銀行間 協議によって取引を開始します。
これは一般的な PPP プライベートプレイスメントプログラムの仕組みになります。